
8月~10月の間は毎年台風に悩まされるシーズンです。
雨・風の影響により、交通機関に乱れが出ることはもちろん。
怪我や事故、その他被害については年を追うごとに厳しいものになっている気もします。
ただ、それら以外にももっとも身近な悩み。
それは頭痛です。
皆さんは台風が近づいている時や、雨が降っている日など急な頭痛に悩んだことはないですか?
今回はそんな頭痛について紹介していきます。
この記事の目次
台風の影響で頭痛はなぜ起こるのか?
皆さんは自分やまたは周囲の人たちからこんなことを聞いた、または実感したことはないですか?
それは頭痛、倦怠感、めまい、耳鳴り、関節の痛みなど・・・
私自身は、特に頭痛が酷いケースが多いです。
私達の身体は、天候の変化に伴う急激な気圧変化が起こると、自律神経に大きなストレスが加わります。
環境の変化に対して、血圧や体温など体内機能を調整する役割を担っているのが自律神経です。
そんな自律神経に大きなストレスが加わった場合、一時的にこの機能が働かなくなります。
いわゆる自律神経失調というものです。
この状態になると、人間の身体は様々な体調不良を引き起こす場合があります。
特に、気圧差のストレスで交感神経が刺激されると、痛みを普段よりも強く感じてしまうことがありこれが頭痛や関節痛などの痛みの原因といわれています。
台風の影響による頭痛をあらかじめ防止できるのか?
気圧による影響を人間の身体はどこで感じているか分かりますか?
それは三半規管です。
三半規管が気圧の変化を感じ取るセンサーになっているわけですね。
つまり、台風が近づくことで気圧が低下していても、三半規管にそれを感じさせないようにする。
または、それを軽減させる方法があれば頭痛は緩和します。
頭痛を防止する方法1 耳を温める
この方法は簡単です。
濡らしたタオルを軽く絞ります。
その後、電子レンジなどでタオルを軽く温めて、いわゆるホットタオルを作ります。
ホットタオルが難しければ、温かい飲み物が入っているペットボトルなどでもかまいません。
それを両方の耳にゆっくりと当てて、耳を温めて血流を良くしましょう。
十分温まった後は、ゆっくりと耳全体をマッサージして血流を良くします。
・耳を上下横にそれぞれ数秒ずつ引っ張る
・耳の横の部分をつまみ、軽く引っ張りながら後ろに向かってゆっくり回す
・耳の下に親指を当て、上に人差し指を当てて上下に折り曲げる。この状態で数秒キープする
・耳全体を手で覆い、円を描くようにゆっくり回す
実はコレだけで、自律神経の乱れを整える効果がありますので、軽度の頭痛なら緩和されると思います。
頭痛を防止する方法2 耳栓を利用する
ちょっとした道具を使う方法がコレです。
耳栓といっても、例えばティッシュをつめたり、イヤホンを使っても効果はありません。
実は、気圧変化の頭痛を緩和するための、専用耳栓が発売されています。
お値段は1,500円~2,000円程度と少しお高めではあります。
ただ、使い捨てではないので台風シーズンに頭痛に悩まされる場合は、十分検討の余地はあると思います。
早い人では、着用してから10分程度で頭痛が緩和されるそうです。
気圧による頭痛専用なので、着用していても周囲の音もしっかりと聞こえます。
ただし、長時間着用したままはNGということなので注意が必要です。
先ほどの耳のマッサージと併用するとより実感できるかもしれませんね。
頭痛を防止する方法3 薬による防止
先に言っておくと、安易に薬をすすめるわけではありません。
ただし、頭痛経験者の方の多くは自分の症状が緩和される薬を把握している方も多いのではないでしょうか。
バファリンやEVEなどの頭痛に効くお薬。
それ以外に乗り物酔いの薬も、気圧変化による頭痛を緩和してくれます。
とは言っても、安易にあれこれ飲んでしまうと別の危険性もありますよね。
理想は薬屋さんの薬剤師などにしっかりと相談した上で買うようにしましょう。
最後に
大型台風が近づくと、気圧はグッと下がるケースも多いです。
停電や断水、交通機関の麻痺など様々な危険性を含む台風。
しかし、自分の体調が万全でなければ適切な行動が難しいことも事実。
あらかじめ、台風の影響がわかっている場合はこういったこともしっかりと準備して対策をしていきたいものですね。