それでは引き続き、結婚式の招待状について紹介していきます。

 

前回紹介したのが、参加する時の招待状返信についてです。

ただ、結婚式に招待いただいても、残念ながらどうしても都合がつかないケースもあります。

 

せっかく招待してくれた新郎新婦に、最低限の礼儀をこちらも欠かしたくないものです。

 

それでは紹介していきましょう。

 

【結婚式の招待状】欠席する場合に返信の注意点

基本的には参加の場合と同じ流れで紹介となります。

 

とは言っても、基本的な対応はほとんど同一になります。

 

ただし、結婚式を欠席するケースとしてあらかじめ1点追加で紹介していきましょう。

喪中・忌中は結婚式をどうしたらいいのか?

結婚式を欠席するケースは、何も予定に都合がつかないということばかりではありません。

 

喪中や忌中などの場合はどうしたらいいかご存知ですか?

 

この辺の考え方は年代や、お住まいの地域などによっても左右されると思いますので注意してください。

 

基本的に喪中・忌中などの場合、ご自分の感情に折り合いをつけてお祝いができるのであれば参加しても問題ないといわれています。

 

ただし、親戚・友人・職場関係などのなかに、身内が亡くなって間も無いのにお祝い事に出席するのはどういう神経しているのかという印象を持ってくる人もいます。

 

そのため、新郎新婦や自分の身近な招待客にはあらかじめ話を通しておいたほうが好ましいです。

 

ただ、基本的な考え方として、慶事と弔事が重なった場合は弔事を優先させるのが原則です。

 

原則といっていますが、慶事を優先させたケースを聞いたことはありません。

 

また、喪中期間は1年間とされており、配偶者や両親などの極めて近しい方がなくなっている場合は、参加を見送ったほうがいいでしょう。

 

喪中期間でも遠縁の親戚などの場合は、四十九日法要がまだであればやはり見送ったほうが好ましいです。

 

ただし、四十九日法要が終わっていれば問題ないという考え方は一般的です。

 

この辺は非常にデリケートな問題なのでご本人だけではなく、新郎新婦を通してご両家親族の方へ話を通しておいたほうがいいかもしれません。

 

単純に職場関係や友人ということで、ご両家親族に話が伝われなければ新郎新婦だけでもかまいません。

 

【結婚式を欠席】招待状の返信タイミングは?

それでは、招待状を返すタイミングについてです。

 

参加する場合はなるべく早い回答ということで、2~3日以内が目安となっていましたね。

 

結論から言うと、欠席する場合は7~10日程度期間を空けましょう。

理由としては簡単で、2~3日で欠席と返してしまうと、最初から出るつもりがないと相手に誤解を与えます。

 

色々と予定を調整してみたけど、どうしても都合がつかなかった・・・

 

そういう意思表示の一環として、ある程度期間を空ける事が推奨されています。

 

もちろん、新郎新婦としては早く回答をもらえるほうが助かるので、可能であればあらかじめ返答が少し遅れる旨を伝えておくと良いでしょう。

 

返信期限がある場合は、あまりにもギリギリになってしまうと失礼なので注意を!

 

【結婚式を欠席】招待状の返信の書き方

書き方についても大きな違いはありません。

 

慣れない筆ペンなどで書くより、黒ボールペンでOKです。

 

二重線を引く時は定規を使うことも変わりません。

 

唯一の違いとしては、【 出席 】の前に【 慶んで(喜んで)】 、後に【 させていただきます 】 と追記すると丁寧と紹介しましたよね。

 

欠席の場合はこういった追記はNGです。

 

慶んで【 欠席 】させていただきますとか、失礼極まりないですからね。

 

【結婚式を欠席】招待状の宛名の書き方

こちらについては完全に同一内容です。

 

宛名なので違ってたらおかしいんですよね。

 

新郎新婦行きとしてあらかじめ印字されている場合は、【 行 】や【 宛 】と書かれていれば二重線で訂正。

 

変わりに【 様 】と書き直しが必要です。

 

宛名があらかじめ印字されていないのであれば、二重線などは気にせずにそのまま書けばOKです。

 

【結婚式を欠席】招待状のお祝いメッセージ

どうしても結婚式に参加できない場合、メッセージは必須です!

 

その際に、私的な理由(仕事・出産など)によって参加できない場合、理由はそのまま書いて問題ありません。

ただし、身内の不幸などにより参加を見送る場合は、理由をハッキリと書かないことがマナーです。

 

相手も知らずに招待をしてしまっているので、気を使わせないための配慮というわけです。

 

私的な理由による欠席 この度はご結婚おめでとうございます
あいにく●●の予定があり
残念ながら欠席させていただきます
おふたりの末長いお幸せをお祈りしております
身内の不幸による欠席 ご結婚おめでとうございます
お招きいただきありがとうございます
残念ながらやむを得ない事情により欠席させていただきます

 

この時も、句読点は書かないように注意しましょう。

 

【結婚式を欠席】招待状の返信をした後の注意事項

さて、新郎新婦に残念ながら欠席の返信を送った後です。

 

気になってくる点としてはご祝儀をどうしたらいいのかということですよね。

 

招待状を期限内に返信して、不参加となった場合は基本的に必要ありません。

 

必要となってくるケースとして、すでに自分が結婚式をしておりご祝儀を新郎新婦からいただいている場合。

これは参加・不参加に関わらずいただいた金額と同額相当を包んで渡すようにしましょう。

 

ご祝儀についてはこちらも参照してください。

 

もちろん、上記に該当しないからといって渡すことがマナー違反になるわけではありません。

 

また、欠席するわけなので当日式場に祝電を送る手配だけ忘れずに対応しましょう。

 

新郎新婦にとって、結婚式は一生に一度のイベントです。

 

出席する場合以上に、欠席する場合は新郎新婦に配慮したお祝いの伝え方を心がけたいですね。

Twitterでフォローする!

よく読まれている記事