
急に気温が高くなってきましたね。
こうなると心配になるのが夏バテです。
夏が本格化する前に、どうすれば夏バテにならないのか?
準備万端にしててもなってしまったらどうしたらいいのか。
夏バテ予防と対応の食事などを紹介していきます。
この記事の目次
隠れ夏バテ -そもそも夏バテって何?-
予防方法や対策方法を知る前に、そもそも夏バテって皆さんはどういうものか知っていますか?
食欲がなくなったら夏バテ?
倦怠感を感じたら夏バテ?
夏バテの原因と症状をまずは確認してみましょう。
夏バテの原因はこれ!
夏バテの原因には大きく分けて3つに分類されます。
夏になり気温が上がってくると、当然汗をかくようになります。
するとのどが渇くので、水が飲みたくなりますよね。
けれど待ってください!
その汗には水分だけではなく、ミネラルも含まれています。
『 水分 』と『 ミネラル 』
この両方をきちんと補給しないと脱水症状になってしまいます。
そのため、夏場にはミネラル補給と言うことで塩飴がよく売られるわけです。
また、同じ水分ですが暑くなるとビールが美味しくなりますよね!
アルコールは利尿作用が働くので、補給した以上の水分が身体から排出されやすくなる点にも注意が必要です。
まぁ自分はビールが飲めませんが・・・
また、暑さは体力を奪います。
春に比べて疲れを感じやすくなるため、それを理由に食事を簡単にしてしまう・・・
結果、栄養不足になるという方も多いのではないでしょうか。
最後の自律神経の乱れる理由は大きく分けて2つあります。
一つ目は精神的・身体的ストレスが原因です。
そしてもうひとつ。
私たちの身体は、夏になると体内での発熱を抑制するように体質が変化します。
そして、毛細血管を広げ放熱しやすくすることで、汗をかいて体温を下げます。
しかし、身体がこのような変化をした後で冷房の効いた室内にいる。
身体は放熱体制なのに寒い部屋の中で身体が冷えすぎたり、室内と室外の激しい温度差によって自律神経のバランスが崩れます。
夏バテの症状はコレ!
さて、様々な理由によって引き起こされる夏バテ。
実際になってしまったら、身体にどんな症状が現れるんでしょうか?
こうやって見ると、食欲減退は夏バテのほんの一部だと言うことがわかりますね。
自分は食欲があるから夏バテじゃない!
なんて思っていたら、実はあなたも夏バテだったなんてことがあるかもしれません。
いわゆる隠れ夏バテですね。
これを放置しておくと、気付いた時には食欲も影響し始めているなんてことがあるかもしれませんね。
隠れ夏バテ -夏バテにならないための食事-
夏バテにならないようにするための食事。
さっぱりしたものは夏バテになりやすいから駄目なのかな・・・
そんなことを漠然と考えていませんか?
そんな考えだとあなたは今年も夏バテになってしまうかもしれません。
夏バテを防ぐための食事注意ポイント
さっぱりしているか、こってりしているかは重要ではありません。
注意すべき点はシンプルです。
- ビタミンB1をしっかりと補給する
- 消化力を高める or 消化しやすい食事
- 水分の取りすぎに注意
色々言うとキリがないので、基本コレぐらいシンプルのほうが良いですよね。
夏バテを防ぐための食事 -その1-
まず、なぜビタミンB1をしっかりと補給するのか説明します。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変換する働きをします。
毎日仕事で忙しく働いている人など、身体はエネルギーを求めてビタミンB1を消費していきます。
けれど、ビタミンB1が不足しているとエネルギーが作られなくなるわけです。
つまり、エネルギーが不足することで食欲減退、倦怠感など夏バテのような症状がでます。
また、ビタミンB1はインスタント食品などに含まれている量が少ない傾向にあります。
成人男性などは特に身体がエネルギーを必要としますので、積極的な補給を意識しましょう。
とは言っても具体的にビタミンB1が多い食事って分からないですよね。
代表的なもので言うと豚肉・レバー・豆類などが上げられます。
特に豚肉はビタミンB1が豊富なので、生姜焼きやカレーなどがおススメです。
と言うのも、次に紹介する消化にもおススメだからです!
夏バテを防ぐための食事 -その2-
続いてのポイントは『 消化 』です!
夏場は様々な理由によって胃腸が弱ってきます。
それは先ほど紹介したようなビタミン不足だったり、水分ばかり取ることで胃腸が弱り消化不足になりやすかったりです。
そのようなところに、うなぎや焼肉などのガッツリ系を食べるとどうなりますか?
当然、消化不良で胃もたれや食欲減退につながり、夏バテを早めてしまいます。
食事に大切なのは量より質です!
まぁ私も安くてお腹一杯になるご飯のほうがすきですが・・・
ここで言う質とは、1日3回身体に負担がかからない食事=質が良いとイメージしてください。
まず消化を助けるものとしては『 香辛料 』が欠かせません。
カレーに使われているスパイス、生姜やわさびなどの薬味。
他にもこしょう、シソ、みょうが、ねぎ、梅干しなどの食欲を増進させるものを毎食取り入れるようにしましょう。
ちなみにどんなにいいものでも食べすぎはNGなので気をつけましょう。
夏バテを防ぐための食事 -その3-
最後に水分について注意です。
夏の暑い時期は、そうめんや冷やし中華などが美味しいですよね!
また、晩御飯の際には晩酌が必ず・・・
なんて人も多いのではないでしょうか。
そもそも水分の取りすぎがなぜ夏バテにつながるのか。
それは、一度にたくさん水分を飲むと胃液が薄くなり、食べ物を消化しづらくなり夏バテを引き起こすからです。
となれば対策は簡単ですよね。
食事前~食事中は水分の取りすぎに気をつければ良いだけです。
そうめんなどであれば、薬味で食欲増進効果はありますよね。
ただ、麺類はそれだけで水分を同時に取りやすいので、食事中の飲み物は極力控えるようにしましょう。
どうしてもと言う場合は、コップ1杯などとあらかじめ量を決めて飲みすぎを防ぐようにしましょう。
ただし、そうめんだけではビタミンB1が不足しやすいので、小鉢などでほうれん草のおひたしやひじき煮などを加えることを忘れないでください。
夏バテ対策のまとめ
夏バテになってから慌てて栄養のあるものを食べる。
そんな人を過去に大勢見てきました。
その状態ではすでに身体は弱っているので、消化しやすく、身体がゆっくりと栄養を吸収できれば良いんですが・・・
大切なことはなってからの対応ではありません。
夏バテになる前にどれだけ対策できるかです。
今回紹介したことは、日常生活に取り入れやすいものばかりなのであなたも今一度、自分の食生活を見直してみてはいかがでしょうか。