
料理をしていると誰もが一度は疑問に感じたことがあるのではないでしょうか。
材料を計量するときにある様々な用語。
おまけに計量カップや計量スプーンなどもあるので、一体どれぐらい入れればいいんだろう?
そんな悩みを解消するべく、色々纏めてみました。
この記事の目次
料理の基本 計量スプーンの使い方と分量
料理をするうえで、調味料の量などは味を大きく左右します。
料理を何度も繰り返している方であれば、感覚でこのぐらいかな?なんて調味料を入れますよね。
でも、初めて作る料理でさすがにそんな目分量は怖いこともまた事実。
または、目分量でやるよりしっかりと計って作った方がおいしくできるケースもありますよね。
代表的なものとしてお菓子作りなんて、1gの違いで膨らまなかったり分離もします。
まずは出番が最も多い計量スプーンについてまとめていきましょう。
大さじと小さじの違いとは?
まずはそれぞれの量についておさらいしましょう。
・小さじ1 = 5cc (5ml)
見てわかる通り、大さじ1は小さじ1の3倍の量ということになります。
ここで注意が必要な点として15cc=15gではないということです。
あくまでccやmlは体積であり、重さはその素材の比重によって変わります。
大さじ・小さじの重さは何g?
代表的な調味料の重さに関しては下記の通りとなります。
【 調味料 】 | 【 重さ 】 |
砂糖・片栗粉 | 10g |
みりん・醤油・味噌 | 17g |
バター・油 | 13g |
小麦粉 | 8g |
醤油・酒・酢・塩 | 15g |
上記重さは全て大さじ1を対象としています。
先ほど大さじは小さじの3倍と説明しましたので、単純に1/3が小さじ1の重さになるわけです。
大さじ1・大さじ1強・大さじ1/2などの違い
調味料を計る時に大さじ・小さじ以外にいくつかの種類がありますね。
小麦粉などの粉物は塊などで隙間ができないようにすくって、ナイフや箸で平らにすり切ります。
醤油などの液体はスプーン表面が表面張力で少し盛り上がっている状態。
粉系であれば、大さじ1と同じようにすくってすり切らない状態です。
液体は大さじ1から多少こぼれるぐらいです
※強と言っている時点で明確な量は決まっていません
大さじと同じ量を取って、半分を落とします。
液体の場合はメモリがある大さじもあるので、これから買う方はそちらがおすすめです。
考え方については小さじも同じで大丈夫です。
液体は微調整が難しいので、こればかりは慣れが必要かもしれませんね。
料理の基本 1つまみと少々の違いと分量
大さじや小さじは1とか2などの、割とイメージしやすい分量ですよね。
それでは、塩などに多い1つまみや少々について、具体的な違いは判りますか?
・少々 = 親指と人差し指で対象となる調味料をつまんだ量。
・1つまみ = 親指・人差し指・中指の3つの指でつまんだ量。
大体の場合は1つまみは少々の倍程度の量となります。
塩であれば倍量入れば味は大きく変わってしまいますよね。
もし、今まで味が強すぎるなどのケースがあった方は、無意識に倍量入れていた可能性があるかもしれませんね。
料理の基本 適宜と適量の違いと分量
最後に、もっともあいまいな表現の違いをおさらいです。
これまでは何となくでも量をイメージすることができる言い方でした。
しかし、ここにきて急にイメージができない分量になりますよね。
まずはこの2つの意味について調べてみると
1.その時その場にぐあいよく適するように行うさま。適当。 「―の処置」
このようなそれぞれの意味がでてきます。
結局どれぐらい入れればいいの・・・?
そんな悩んでしまう方は難しく考えすぎかもしれません。
料理で適宜という言葉が出てきた場合、味を見たうえで好みに応じて加えるかを調整してください。
つまり適宜=入れなくても問題ないということです。
それに対して適量という意味ですが、これは調味料を加えることは加えます。
必ず調味料は入れますが、味を見ながら自分自身で加減してくださいということになります。
個人的には【 適宜=味の調整の意味合いが強い 】【 適量=風味などに関係する調整 】といった印象です。
まぁこの辺は人によってとらえ方が違いますので、どちらにしても味をみながら最後の調整ですね。
最後に
料理の世界は、気温や天候によって人間の感じる味覚は変わる。
そんな理由から、このような様々な分量や適宜・適量などができたんですかね。
すごいおいしくできた!!
そう思って次作ると『 あれ・・・? 』なんてことも少なくないですよね。
できるだけおいしい料理を失敗なく作るためにも、分量を量るという行為はとても重要な意味合いを占めます。
あなたも料理の味が決まらないと思ったら、一度基本に立ち返って計量から始めてみてはいかがでしょうか。