季節が変わると新しい洋服を買ったりしますよね。

 

せっかく買った洋服でも、すぐに毛玉ができたり毛羽立ったりしたことはないですか?

 

今回は洋服を洗濯するときにやりがちなミスと防止方法のご案内です。

 

毛玉ができる原因は?

早速ですが、まずは毛玉ができる原因から紹介していきましょう。

 

着用している服の繊維が毛玉ができやすい

まずはもっとも基礎的なところからです。

 

あなたがどんなに気をつけていても、服自体に毛玉ができやすい繊維が存在します。

 

さすがにこれは分かりますよね。

 

それは【 ポリエステルなどの化学繊維 】または【 ウールなどの天然素材 】です。

靴下とかセーターなんて代表的な衣類になります。

 

これらはそもそも、毛玉ができやすい性質を持っています。

 

その逆に毛玉ができにくい素材は【 麻・シルク・コットン 】などの繊維になります。

 

じゃあ、なぜ毛玉ができにくい素材とできやすい素材があるのでしょうか?

 

毛玉ができる原因は摩擦=静電気にある

洋服に毛玉ができる理由は簡単です。

 

それは洋服が摩擦した際、静電気が発生して繊維が絡み合うために毛玉ができます。

 

 

先ほどの繊維の話をすると、麻・シルク・コットンなどは基本的に静電気がおきにくいです。

 

例えばシルクなどは吸湿性に富んでいるため、乾燥によって起きやすい静電気などは比較的発生しにくい素材となっています。

 

摩擦が起きるケースとしては代表的なところでは日常生活に潜んでいます。

 

例えば、日常生活で歩くことで股や脇の下部分は生地が擦れます。

 

椅子に座ったり、机を利用することでお尻の部分や袖が椅子やテーブルと摩擦しますよね。

 

こういった、【 摩 擦 】によって服の繊維が絡み合い、結果として毛玉が生まれます。

 

ただし、もっとも大敵なのは以外にも洗濯をする時なのです。

 

洗濯機で衣類に毛玉を作らない方法は?

それでは、実際に選択する際に誤ったやり方を紹介していきましょう。

誤った洗濯1・・・大量の衣類を洗ってしまう

皆さんは洗濯をするときは、どのぐらいの量を洗いますか?

 

洗濯機には一度に洗える量が決まっていますが、実は容量一杯で洗ってしまうと衣類の傷みは非常に激しいものになります。

 

特に縦型洗濯機を使っている場合は、その傾向が顕著に出ます。

 

縦型洗濯機は、衣類同士を擦り合わせて洗うような構造になっています。

 

先ほど説明したように、擦れると摩擦が起きて毛玉ができる要因になります。

 

つまり、洗濯すると毛玉ができる原因はここにあるのです。

 

基本的に決められた用量の7割程度に抑えることで、必要以上に生地が傷むことを阻止できます。

 

ドラム方洗濯機はドラムの上部から叩きつけるように衣類を落とすことで、洗う構造になっています。

 

そのため縦型洗濯機に比べると衣類のダメージは低いですが、回転するドラムの中で衣類が擦れることはなくなりませんのでやはりつめすぎはNGです。

 

誤った洗濯2・・・衣類を裏返していない

洗濯をする時に衣類を裏返したりしていますか?

 

当然のことながら、洗濯をする時は表側の面が他の衣類と擦れます。

 

もし仮に、いま毛玉ができたり毛羽立っている洋服をお持ちであれば、裏面の生地をチェックしてみましょう。

 

おそらく、裏面の生地はかなり綺麗なのではないでしょうか。

 

洗濯をする場合、裏返っていようがいまいが服が綺麗になるという結果に違いはありません。

 

しかし、服を裏返しにせずに洗うということは、普段見えている側の繊維がどんどん傷ついているということです。

 

以前、知り合いの旦那さんがいつも靴下を裏返して脱いでいるなどと愚痴を言っていましたが・・・

 

洗濯という観点から見ると非常に理にかなった行動といえます(笑)

 

衣類を長持ちさせたい場合は、多少手間かもしれませんが裏返した状態で洗濯して、干す時に元に戻すように心がけましょう。

 

誤った洗濯3・・・ネットを使用していないor誤った使い方をしている

先ほど、衣類を裏返したほうが良い!

 

というお話をしましたが、正直1枚ずつ裏返すのもめんどくさいですよね。

 

そう言ったときのお役立ちアイテムが【 洗濯ネット 】です!

ただし、この洗濯ネットは使い方を間違えると大惨事です。

 

洗濯ネットは1つに、洋服1枚が適切だって知っていましたか?

 

日用雑貨のお店やダイソーなどの100均などで大小様々なネットが売られています。

 

しかし、大きなネットに複数の衣類を入れてしまう場合・・・

 

洗濯機の中で衣類同士が擦れることはないかもしれませんが、ネットの中で衣類同士が擦れてしまいます。

 

また、1枚だけネットに入れていてもネット自体が大きいものを使っているケースがあります。

 

この場合も、衣類とネットに摩擦が起きるので正直意味はあまりないものと思ってください。

 

洗濯ネットは中に入れた衣類が、ネットの中で動かない程度が理想とされています。

 

そもそも、ネットの中に大量の衣類が入っていると、汚れの落ちもすすぎの効果も低減してしまいます。

 

汚れは落ちず、服は傷むだけというもっとも好ましくないことにならないように注意が必要です。

 

衣類の洗濯で毛玉を作らない対策

さて、ここまで色々説明してきましたが他にもできることはないのか?

 

そう思うことってありますよね。

 

いろいろな方法がありますが代表的なものは3点です。

 

毛玉を作らない対策1:ドライコースでやさしく洗う

メーカーによって名称が違うかもしれませんが、洗濯機にはいくつか洗う時のコースがあります。

 

その中でも、水流が弱めに設定されているコースが存在します。

 

これらのコースを使用することで、必要以上の摩擦を起こさないようにすることができるので毛玉防止に一役買ってくれます。

 

毛玉を作らない対策2:同じ洋服を連続で着ない

まぁ、これをする方は少数かもしれませんが・・・

 

洋服の生地は着用すれば磨耗します。

 

連続で着用してしまうと、生地の繊維が毛羽立ってしまい毛玉ができやすくなります。

 

できることであれば着用した後に、ブラシなどで繊維を整えるとより良いと思います。

 

とは言っても普段着でなかなかそこまでは、手間をかけにくいですよね。

 

毛玉を作らない対策3:クリーニングを活用する

本末転倒な話かもしれませんが、大切な洋服であればクリーニングを頼るという方法もあります。

あちらは洗濯のプロになりますので、様々な生地の扱いにも慣れています。

 

本当に大切なものはお金を払ったほうが、結果的に長く綺麗に使えることも事実です。

 

とは言っても、クリーニング店さんも時には失敗するという話しも聞いたことがありますのでご利用は計画的に・・・

 

最後に

毛玉の原因についてあれこれ紹介してきましたがどうでしょうか?

 

私も1人暮らしを始めた直後は、2~3回の洗濯で毛玉ができてしまい不思議に思っていたものです。

 

理由が分かってしまった今となっては、恥ずかしい思いで一杯ですがあの時の失敗があるから今は失敗しないものだと思っています。

 

皆さんも日頃の洗濯を失敗しないように、こまめに対応してお気に入りの服を長持ちさせていきましょう。

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