
縁起物としても重宝されるはまぐり。
肉厚の身と旨み抜群の出汁は病み付きになりますよね。
私も近所の鉄板焼きのお店で、ハマグリの酒蒸しを食べてから大好物のひとつになりました。
しかし、そんなはまぐりを自分で調理しようとすると悩みが一点あります。
それは砂抜きについて!
今回は、はまぐりの砂抜きについてご紹介していきます。
はまぐりをスーパーで購入した場合の砂抜きは?
自分自身ではまぐりを調理しようと思ったときに真っ先に生まれた疑問がこれです。
スーパーなどで購入する場合、これって砂抜きされているの?
豊洲市場のような場所であれば、お店の人に気軽に聞くことができますよね。
でもスーパーだと、近くに店員さんがいなかったりするとなかなか聞きにくい・・・
お店によってはパックに『 砂抜き済 』みたいなシールが貼ってあることもありますが、必ず貼ってあるわけではないのでこうなると悩んでしまいます。
まず前提として、スーパーで売っている貝類は冷凍でもない限り基本的に生きています。
むしろ死んでいる場合、すでに腐っている可能性があるので要注意です。
そして、生きているということは砂抜きができるので迷うぐらいなら最初からやるつもりで買ってしまった方が賢いでしょう。
ちなみに、スーパーで勤務している知人に聞いたところ、砂抜きについては特に規定がないそうです。
つまり輸送中に海水に入っているから砂抜き済みとしている可能性もあるってことですね。
はまぐりの砂抜き方法(通常版)
はまぐりの砂抜きの時間は、どこから仕入れてきたかによって異なります。
スーパーで買ってきたものだと少なからず砂は吐いているので2~3時間が目安です。
しかし、潮干狩りなど自分で取ってきたばかりだと一晩は見ておいたほうがいいでしょう。
まずははまぐり同士を擦り合わせるようにして汚れを落とします。
この時点ではまぐりは生きているので、貝が開いたままになっていたり変なにおいがするものは必ず排除しましょう。
そして用意するものは3%の食塩水です。
300ccの水なら塩を小さじ2杯より気持ち多めに入れましょう。
500ccの水なら塩を大さじ1杯より気持ち多めといったイメージです。
はまぐりはパッドなどの重ならないように広げられる容器にならべます。
そこに先ほど作った食塩水を少しはまぐりが出る程度にそそいでいきます。
この状態で時間が経過すれば砂抜きは完了しているはずです。
ただし、一晩砂抜きする場合は冷蔵庫に入れるなど、暑過ぎる環境にはしないほうがいいかもしれませんね。
あ、ちなみに暗い環境のほうが砂をよく吐くので、問題なければ蓋をしたり新聞紙をかぶせるなどして暗くしたほうがいいですよ。
はまぐりの砂抜き方法(超特急)
さて、ここからは長い時間のかかかる砂抜きを急いでやる方法です。
これは非常にシンプルなのですが、綺麗に洗ったはまぐりを用意します。
そこに45~50℃程度のお湯を用意します。
パッドなどのはまぐりが重ならないように並べられる容器を準備します。
あとは、はまぐりの上部が少し出る程度まで用意したお湯を注いでいきます。
これで5分程度で砂が抜けるのです!
ちなみにお湯を入れて1分程度で写真のように貝が出てきます。
なお、この手法には一点だけ問題があります。
お湯が高くなりすぎると旨みが抜けてしまいますし、お湯が低いと砂が抜け切らない可能性が高いですと言われています。
とは言いますが、私はいつもこのお湯を使っていますが旨みが抜けたとか感じたことはありません(笑)
ちなみにシジミとかアサリでこの方法をやると、砂を吐ききらないケースがあるので大きいはまぐりならではの手法かもしれません。
最後に
今回は、はまぐりの砂抜きについてまとめてみました。
始めてスーパーで購入した時は、砂抜きしたほうがいいのかものすごく悩みましたね。
今では砂抜きが書いてあってもなくても、美味しく食べるための手間だと割り切って必ずやっています。
個人的には安くて美味しいので、頻繁に食べる食材のひとつになっています。
皆さんの砂抜きについて参考になれば幸いです。