
ある日、部下から幸せな結婚の報告があなたのところに。
そんな門出の部下へ『 上司 』として、ご祝儀はいくら包むのか?
失敗しないためのご祝儀相場をまとめてみました。
なお、ご祝儀袋や招待状の返信方法はこちらで紹介しています。
この記事の目次
部下の結婚式・ご祝儀相場は?
本題からサクッと行きましょう!
これについてはいくつかのケースに分類されます。
そもそも、上司部下と言う立場の場合ですが、役職に応じてある程度金額の相場はあります。
課長・係長 | 3~5万円 |
部長・次長 | 5~7万円 |
代表・役員 | 7~10万円 |
大まかな金額帯では、このような相場が適切と言われています。
でも本当にコレが適切なんでしょうか?
じつは年代によっても相場と言われているポイントが分かれます。
30代 | 3万円 |
40代 | 5万円 |
50代 | 5~7万円 |
60代 | 5~10万円 |
役職の関係もあり、年代が高くなるほど相場が高くなります。
とは言っても、私自身の経験で旅行と結婚式が重なった時は、こちらのサイトにお世話になったこともありました。
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ぽちスマくん
お祝い事とはいえ、急な出費に備えられる方法は常に用意しておきたいですね。
また、ご祝儀額は会社の規模や部下との関係、その他の要因によって実は様々なケースがあるようです。
部下へのご祝儀・ケース1:会費制の披露宴
そもそも会費制の披露宴がどういうものか、出会ったことの無い人も多いのではないでしょうか。
昨今では割と会費制の披露宴も増えています。
これは、新郎・新婦側の『 多くの人に気軽に参加して欲しいので、お祝いは大丈夫です 』という趣旨になります。
そのため、ご祝儀ではなく『 会費 』となっているわけですね。
会費なのでご祝儀袋も必要ありません。
当然、披露宴に良くある引き出物などもありませんので覚えておきましょう。
とは言っても自分は上司だから・・・
と、会費以上の金額を包むことは絶対にやめましょう。
他の参加者へのマナー違反です。
何より、新郎・新婦の心遣いを無碍にしています。
とは言っても、上司として何かしてあげたいと言う場合は別途、相場との差額分程度の祝いの品を送ったほうが良いかと思います。
注意点としてはあまり過度なものを送ってしまうと、相手も内祝いなどを改めて考えることになるかもしれませんので気をつけてください。
部下へのご祝儀・ケース2:同僚・上司も出席する場合
同じ会社から複数名の参加者がいる場合は注意が必要です。
直属の部下だから、お祝いの気持ちで少し多めに・・・
こんな気持ちになったとしても、自分よりも役職が同等以上の方が同席する場合はその方より多い金額を包むことはNGです。
例えば、部長が5万円を包んでいたのに、課長の自分が7万円を包んでいたらどうでしょうか?
自分と役職が同等以上の出席者がいる場合は、あらかじめ金額を確認しあって調整が必要になります。
それでも、せっかくだから祝いたいという場合には、こちらもご祝儀以外に祝いの品などを差額分送るようにしましょう。
ただし、あまり高価な品になってしまうと新郎・新婦側も、改めて内祝いなど準備する必要になるので気を付けましょう。
部下へのご祝儀・ケース3:地域別で金額に差がある
日本って狭いようで広いですよね。
各地域ごとに、実はその場所ならではのご祝儀相場があります。
・北海道のご祝儀相場
北海道では圧倒的に会費制が結婚式では取り入れられています。
相場としては1万5千円~2万円程度と言われています。
結婚式と言えば、新郎新婦が色々準備して招待客をおもてなしするというイメージですよね。
ところが北海道は『 発起人 』と言われる主催者が、新郎新婦を祝うという形式から会費制が多くなっています。
・東北、中部、四国のご祝儀相場
これらの地域では相場通りです。
おおよそ3~5万円が平均的になっていますね。
同僚の金額や、結婚式の規模に応じて調整するように心がけましょう。
・関東、近畿、九州のご祝儀相場
ちょっとお高めの地域がここになります。
関東は全体的に費用が高いので、新郎・新婦の負担なども考慮してなんですかね?
九州は何となく、お祝いに全力ってイメージがあるので個人的には納得です。
基本的に親族や身内のご祝儀が平均10万円と高額な地域です。
それに合わせて上司から部下へのご祝儀も上がっているということでしょう。
・沖縄のご祝儀相場
九州の中でも沖縄県だけは話が違います。
実は沖縄県のご祝儀相場は1万円です!
これは地域の風習として、上下関係や新郎新婦との関係性も関係ありません。
知らずに5万円のご祝儀なんて入れていたら・・・
そう思うとちょっと怖いですね。
地域によって多少変わる可能性もありますので、しっかりと確認するようにしましょう。
部下の結婚式・参加できない場合のご祝儀相場は?
せっかくのお祝いの席と言っても、どうしても参加できない場合もありますよね。
新郎・新婦を不愉快にさせないためにも最低限のマナーは把握しておきましょう。
参加できない場合のご祝儀相場 - 事前の欠席
欠席を伝える場合、いくつかのタイミングがありますね。
- 招待状をもらう前に口頭で欠席を伝えた。
- 招待状をもらってから欠席の返事をした。
- 出席と答えていたが、結婚式まで1か月以上猶予がある状態で、急遽欠席になった。
こういった場合の相場は、基本的なご祝儀額の2分の1から3分の1で問題ないと言われています。
これは引き出物や料理のキャンセルが間に合うので、お祝いの気持ちとしてということですね。
参加できない場合のご祝儀相場 - 直前の欠席
予め出席と伝えていて、結婚式まで1か月を切っていた場合。
まずは速やかに新郎・新婦へ事情を説明しましょう。
あなたを招待するために様々な準備を進めていたわけですし、この時点で準備していたものはキャンセル等一切できません。
そのため、ご祝儀に関しては予め予定していた金額をそのまま渡しましょう。
あなたが参加できないとしても、お祝いであることに変わりはありません。
また、部下との付き合いは今後の仕事でも継続されることです。
ギリギリの連絡や、ご祝儀の対応を誤ると社内での人間関係にも影響しますので、誠心誠意謝罪とお祝いを伝えて理解をしあえる対応が好ましいですね。
部下の結婚式・遠方の結婚式参加の場合
新郎・新婦の出身や招待客の都合で、地元での結婚式など遠方となる場合があります。
この場合、新郎・新婦側が車代や宿泊費を手配しているケースがありますよね。
地域によって異なりはありますが、車代または宿泊費などの半額程度をご祝儀に上乗せして送るというのが基本的なマナーと言われています。
ただ、同僚との金額であったり、上乗せ分を入れるとあまりにも高額になってしまう場合。
ご祝儀とは別途で、相当額の贈り物を用意するというのが一般的なようです。
車代や宿泊費が出ないからと言って、その分をご祝儀から引くなどの対応はNGなのでやめましょう。
ご祝儀相場のまとめ
せっかくのお祝いの場。
気持ちよくお祝いしたいですが、立場や状況によっていろいろ気を付けないといけないことがありますね。
自分はいくら包めばいいんだろう・・・
なんて状況にならないように、しっかりとマナーを把握しておきたいですね。
自分も直属の部下が結婚するので、ものすごい悩んであれこれ調べた経緯があります。
私の場合は、自分より役職が上の人間がいなかったので、相場より多少高い金額を包んでも誰にも気にする必要がなかったことは幸いでした。
それにしても親戚・友人関係の結婚式は一通り終わっているので、だいぶ気楽になりました。
結婚式って新郎・新婦とはほとんど話せないからお祝いしている気にあまりならないのは自分だけですかね(笑)