株式会社ビジュアルアーツに所属するゲームブランドの一つであるKey(キー)

「泣き」「感動」「笑い」の要素を取り入れた「泣き作品」の草分けかつ代名詞的存在として知られてます。

引用元:amazon.co.jp

そんなKeyから生まれたCLANNAD(クラナド)は発売から10年以上経過して、なお名作としてアニメ業界に影響を与えています。

CLANNAD(クラナド)はどんな作品なのか?

2004年4月28日にKeyから発売された恋愛アドベンチャーゲーム。

人と人との「 絆 」をテーマに描かれており、
その秀逸なシナリオがファンの心をつかみ、
大ヒットを記録しました。

その後、京都アニメーション制作により

  • 2007年10月から2008年3月まで「CLANNAD」(全23話)
  • 2008年10月から2009年3月まで「CLANNAD~AFTER STORY~」(全24話)

全47話が放送され、多くのユーザーに惜しまれながら全国のファンを涙腺崩壊に導いた伝説の作品です。

なお、最近ではアニメ作品が有名になっているため、
知らないユーザーも一部ではいるようだが、
東映アニメーション制作による劇場版アニメが2007年9月15日に公開されている。

こちらも、公開作品の週末観客動員数ランキング1位を獲得しているので、まだ見ていないファンはこれを機会に見ることをおすすめする。

 

CLANNAD(クラナド)は人生という名言はなぜ生まれた

基本的にアニメは、作中の時間経過はあまりしない。

たとえば、学園物であればその学年の中を描いて話が終わる物語がほとんどだ。

それ以外の作品ならば直面している問題を解決したところで話が終わるか、最後のエピローグとして『 ●年後 』などの描写がわずかに入るだけになっている。

 

しかし、このCLANNADは違う。

 

あ、ここからネタバレ要素ありです。

 

物語の始まりは、高校3年生の春。

主人公である岡崎 朋也(おかざき ともや)がヒロインである古河 渚(ふるかわ なぎさ)と出会う。

 

最後の学校生活の中で高校生という大人と子供の境界線に立っている彼らが笑い、泣き、苦しみ、それでも無力を噛み締めながらも前に進み成長していく。

そんな人間として大きく成長する瞬間、高校生活が終わりを告げる。

 

素行も学業もよくなかった朋也はプー太郎をしていたが、あるきっかけから就職し、真面目に働き、昇進の話がくるまでになった。

 

しかし、そんな時に父親が違法取引により逮捕され昇進は破談。周囲から「犯罪者の息子」というレッテルを貼られることになる。

学生時代、バスケットで活躍していた朋也は父親によって怪我を負い選手生命を絶たれる。

引用元:CLANNAD~AFTER STORY~12話

そして、

 

今もまた、父親によって自分の人生が狂わされ絶望的な状況の中、そばにいてくれた渚。

そんな渚と人生を歩もうと朋也は渚にプロポーズをする。

 

大人になってもマジで泣くよ・・・

 

自分ではどうにもならない無力感。

頑張っても報われないという絶望。

それでも、自分を支えてくれる人との絆。

 

これで泣かないやつ、説教くれてやる!

 

語り始めるととまらないので、この辺でとめておくけれど!

ここまで話して分かるように、CLANNADは学生から社会人。そしてその先の出産や子育てまでを描いた作品です。

 

そのため、

『CLANNADは (岡崎朋也の) 人生 (を描いた作品)』

という意味の言葉が出来上がったわけです。

 

ちなみに似たような言葉で、『Airは芸術 』、『Fateは文学』なんて言葉もありますね。

 

まぁこまけぇことはいいから、

人生に無くてはならない作品でも間違ってないよ!!

 

CLANNADは家族愛の大切さを涙とともに教えてくれる

あなたに大切な人ができたとき、ふたした瞬間に思うことがあるかもしれません。

 

本当にオレと出会って幸せなのだろうか。

 

これは智也がずっと心の内に秘めていた感情です。

渚にプロポーズをした後、訪れる幸せな生活。

父親によって怪我を負ってから、家族というものの距離感を見失っていた朋也。

 

それでも、家族の大切さと暖かさを実感していたとき。

渚の妊娠が発覚します。そして、

 

それによって、幸せな生活は突然終わりを告げます。

 

渚は無事子供を出産するも、すべての力を使い切った出産だったため朋也の手を取りながら帰らぬ人となってしまう。

あまりにも突然の別れと、心の内に秘めていた『出会って幸せなのか』という感情に押しつぶされ、智也は子供を渚の実家に預けたまま5年が経過します。

 

ふとしたきっかけで自分の子供である汐(うしお)と二人っきりで旅行に行くことに。

5年ぶりの子供との接し方に戸惑う朋也。

それでも、おもちゃを買ったりしながら目的地に着くと、そこに待っていたのは祖母の姿だった。

 

初めて知らされる父親の苦悩。

 

そして、大切な存在を改めて思い出し汐との接し方を変えようと決意する朋也。

 

「汐、俺・・・そばにいていいかな?ずっと長いことダメなパパだったけど。これからは汐のために頑張るから、だからそばにいてもいいかな?」

 

そう、智也は汐に告げると汐からは・・・

引用元:CLANNAD~AFTER STORY~18話

「パパ。あのね、もうね、我慢しなくていい?早苗さんが言ってた、泣いていいのは、おトイレかパパの胸の中だって・・・」

 

あぁ!もうせつねぇよぉ!!胸が痛いよ!!!

5歳の!

自分の子供に!!

こんなこと言わせてたら!!!

 

この作品を見ると、本当に大切な絆とか家族愛を、

あなたに必ず取り戻してくれると信じています。

 

それぐらい自信を持って進められる作品です。

 

ちなみに、リアルタイムで見ていたとき、自分がもっとも心に残った名言が

あのさ、おまえひょっとして自分が綺麗なままでいたいとかって思ってない? 

っていうこの台詞ですね。

 

あ、別に恋愛系で悩んでたわけではないです。

 

人生で、自分だけが綺麗でいられるなんてことは無いんだなって大切なものを教わった1シーンだったのです。

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